2020/5/8
一般的に以下の傾向があります。
さらに、もっと詳しく、パパ、男性のタイプ別に傾向・対処法を解説します。
叱り方チェック表
このタイプは典型的な日本の父親タイプです。
子育ては妻の仕事。男は仕事と考えているタイプ。
出来れば自分が悪者になって怒りたくはない。
母親が怒るよう言っても、仕方なく怒り、しかも、怒っている主を母親に責任転換する。
さらに、叱るときだけではなく、子供の進路などにも、基本的には傍観者で決定権、責任をなるべく避ける傾向があります。
この手のタイプは基本的には、育児に対して中心的なのは妻であり、自分は中心ではないと考えています。
しかし、たまに妻に言われて叱ったら、子供からすれば、「普段同じ事やってお父さんは怒らない(気にしない)のに、何で今日だけ?」と一貫性がない叱り方になります。
このタイプの父がいきなり育児に積極的になるかといえばそれは難しいです。
だからこそ、育児への敷居を下げてあげることです。
実際には、育児に関して、叱ることから入らずに、褒めることから入ることです。
実は、叱ることは褒めることよりよっぽど敷居・難易度は高いです。
敷居が高いからビビッて回避してしまいます。
褒めることから育児に入り、徐々に慣れていきましょう。
女性は妊娠期間を子供と共に過ごすことで、母性本能が出来てきますが、男性の場合子供と実際触れ合って父性本能がわいてくるので、あまり焦らないことです。
そして母親では教えられないことを父親は教えられるのですから自信を持ちましょう。
コロナで自粛の今だからこそ、お父さんに「褒める力」を発揮しましょう。
叱り方チェック表
このタイプは、とにかく自分が正しいと思っており、相手を叱って伸ばすという考えではなく、自分の意思、考えを子供に押し付けることで満足、十分意味のある叱りをしていると勘違いしているタイプです。
これは妻に対しても同じであり、「お前の育て方だからこうなるんだ」、「俺だったらこうしない」と同様に押し付けてしまいます。
この手のタイプはまず、断定から叱りが始まります。
断定されてしまうと、言われたほうがもうどうしようもありません。
そうなると、子供は、自己コントロール感を失い、自己評価を下げる結果となります。
「結局自分は親のなすがまま」と感じてしまいます。
断定ではなく、そう考える過程を説明してあげましょう。
子供に父親としての考え方の見本を伝えることは決して悪いことではありません。
父親として、こうやったほうが子供のためと思って言うのであれば、なぜそう思うのかも説明してあげましょう。
叱ることに意味があるのではなく、叱る過程に意味があると思いましょう。
押し付けるのではなく、提示しなぜ叱られたのかを共感させることです。
自分の子供の頃を思い出しましょう。
確かに今のあなたは大人であり、分別がつく人間です。
しかし、あなたが子供のときはそうでしたか?そんなことはありません。
私もさんざん周りに迷惑をかけてきました(その時はそう思っていませんでしたが)。
叱り方チェック表
このタイプは、子供が言い訳を途中でさえぎり、とにかく結論を急ぐタイプです。
こういわれてしまうと子供が萎縮してしまい、何をいってもダメだと感じてしまいます。
家庭を仕事の延長上と思っている人が多く、子供は自分の部下と同じような目線で考える傾向があります。
このタイプは、家と仕事との区別が出来ていない叱り方をします。
子供は失敗したときに言い訳をするのは当然のことです。
失敗したと思うから失敗という結論を最後に発現するわけです。
それを、理解せずに子供を大人(部下)の目線として捉えては可愛そうです。
家に帰ったら仕事の頭を切り替えて家庭モードにすることです。
親が子供を通じて本当の親になっていくように、子供はなおさら完成品ではなく、発展途上です。
結果ではなく、その過程に目を向けましょう。
テレワークはあくまでもコロナのせいです。
午前9時前と午後6時以降は、リラックスすべき家であり、仕事場ではありません。
叱り方チェック表
このタイプは、WHY+過去形質問をしてしまうタイプです。「何でWHY+~したんだ(過去形)」
この叱り方では、言われた子供は、失敗に加え非難の念を感じてしまいます。
HOW+未来形にしてみましょう。
「どのようにしたら(HOW)うまくいくだろうなぁ(未来形)」と叱り方を変えることです。
失敗は成功の元、失敗しそれを次回失敗しないことで達成感を感じ、自己評価・自己効力が上がるわけです。
この叱り方に変えると、子供は過去に失敗を次のための学習のチャンスとして捉えることが出来ます。
このコロナ自粛の中、家族の為に頑張っているパパ、男性のご参考・一助になれば幸いです。
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