2021/8/3
当方が、抜毛症治療に力を入れている関係で、全国より抜毛症治療で多くの患者さんが来院されます。
10代の方から50代の方まで幅広い年代の方が抜毛症でお悩みになっています。
様々な患者さんを診察、治療していく中で、痛切に感じていることがあります。
それは
「もっと早く治療に来てくれれば・・・・」
この一言です。
抜毛症は、一度発症すると、長年繰り返す傾向があります。
発症し、数年間レベルで治療導入出来ると、抜毛という行為が改善するにつれて、髪が元通り生えてきます。つまり、毛根が死ぬ前に、抜毛行為が改善すると、髪はまた生えてくれるのです。
しかし、10数年以上無治療で経過してしまうと、患者さんによっては、治療導入にて抜毛行為自体は改善するも、10数年以上髪を抜き続けることで、毛根がダメージを負い過ぎて死んでしまい、髪が生えてこないケースも多々あります。
こうなってしまっては、折角抜毛行為が無くなっても、ウィッグ着用などしなければならなくなり、生活への支障自体の改善効果が望めなくなります。
患者さんに、受診が遅くなった理由を聞くと、「恥ずかしいから」、「癖と思っていたから」、「皮膚科に行って治らなかったから」、「自分次第で治ると思っていたから」、「治らないと思っていた」などのお答えを頂きます。
決してそんなことはありません。少なくとも治療により、抜毛頻度は減らすことが出来ます。
毛根は一度生えなくなってしまうと、なかなか再生してくれません。
抜毛症は、決して恥ずかしいことではありません。
当院でなくても、抜毛症に治療を行っている医療機関はあると思います。
一人で長年悩まず、早期発見早期治療が非常に大切です。
「もっと早く治療に来てくれれば・・・・」
そうなる前に。
治療はそんなに辛いものではありません。
取り敢えず、治療しちゃいましょう。
ジャニー喜多川さんじゃないですが、「you 治療しちゃいなよ!」
当方と一緒に楽しく治療していきましょう。
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