2020/5/8
一般的に以下の傾向があります。
さらに、もっと詳しく、女性・ママのタイプ別に傾向・対処法を解説します。
叱り方チェックリスト
このタイプは、自分の感情、常識、性格があたかも、自分の子供が全て受け継いでいると勝手に思ってしまうタイプです。
そして、自分の評価を子供の評価と転換してしまいます。
子供の評価が低いと、自分も低い評価を受けていると勘違いして、自分の評価を上げるために、ついつい子供を叱咤激励してしまいます。
また、今現在の自分の感情すら、勝手に自分の子供にもある・理解していると思い込んでしまいます。
よって、「私が今疲れているのを知っているのに、どうしてさらに私を疲れさせることをするの」と怒ってしまう。
子供からすればどうして怒られているのか理解に苦しんじゃいます。
このタイプの母親は、今、自分の感情を子供に鏡のように映す傾向があります。
自分がいらいらしているときに、それを自分の感情と理解せずに、「どうして、うちの子供はいらいらしているんだろう」とあたかも、子供がその感情を持っているよう感じる傾向があります。
自分がイライラしているに、相手がイライラしていてそのせいで、自分がイライラさせられている。
これは投影同一視という心理的動きです。
このタイプは、自分が無意識の期待をしていないかを省みる必要があります。
叱ってしまう前に一度立ち止まり、なぜそうしたのかを子供に一度問いただすとよいでしょう。
そうすれば、子供が、自分の予想していたことではないことを考えていてその結果行動したかがわかります。
子供には子供の思考、人格があり、自分のコピーではないと心にとどめておくと良いでしょう。
子供はあなたの子供であって、あなた自身ではないのです。
そして普段から、その子の考え、気持ち、感想を聞きだしてあげることも良い事です。
そうすれば、おのずと子供の思考パターンが自分とどう違うかがわかります。
そうなれば、子供がいけないことをしても、「なんで、そんなことすると」と感じず、「この子は、こう考える子供だから、そういう行動をしたのかなぁ」と思えるようになります。
つまり子供の思考パターンがわかっているので、子供の行動を想定内と思える。
想定内と思えるだけで、感情的になることがずっと防げますよ。
叱り方チェックリスト
このタイプは、「いつも」、「ばかり」、「むかしから」等の言葉を使う叱り方をしてしまいます。
自分の感情(怒り等)をぎりぎりまで我慢するタイプです。
子供のストレスをまずは、「あまりくどくど怒ってもなぁ」と感じているストレスを内側に向けて解消しようとする。つまりこらえる。
また、こらえることが美徳と思っていることも傾向です。
しかし、このストレスが重なり、本人は「また、何で何回も怒らせるの」と心の中でつぶやくようになり、最終的に自分では処理できないほどのストレスとなり、ダムの関が決壊するごとくストレスを外側に向けて爆発してしまいます。
子供としては、なぜそんなに怒られるのかわからない。
なぜなら、それまで注意されず、勝手に母親が抱え込んでいたからです。
そして、決壊にしたときには、今この時点の子供の悪い点以外に、過去の失敗まで持ち出す傾向があります。
「あの時も、同じ事したでしょ」、「そういえば、一週間前も片付けしなかったでしょ」とか叱ってしまう。
これをしてしまうと、子供は、昔のそんな失敗を今言われてもと困惑してパニックになってしまう。
このようなタイプは、夫との関係が希薄で、ストレスを小出しに出来ないタイプ、カタルシスが苦手なタイプに多い傾向があります。
一人で抱え込まずに、必ず誰かに相談することです。
「夫に相談しても、答えが返ってこないし」、「夫は何もしてくれないし」と考えるのではなく、誰かに助言を受けることを目的ではなく、誰かに話すことを目的として夫に相談すると考えてみましょう。
相談して、相手(夫)に悩みを話すだけでも、大きなカタルシスとなります。
但し、この時大切なのは、相手に「何も言わなくていい(助言しなくていい)から、とりあえず10分だけ、ただただ話を聞いてうなずいて」と事前に伝えておくことです。
そして、聞いてもらう、つまり、状況を共有してもらった上で、何か良き提案を聞く事が大切です。
子供に対しては、溜め込まずにこまめに小さく小出しにすることです。
そうすれば、子供も「確かに、いつも言われてるなぁ」と内省しやすいです。
また、子育て以外の日々の自分のストレスも溜め込まずに、出来る限り感情的にならず、なぜいけないのかをはっきりさせて小出しにすることを心がけましょう。
叱り方チェックリスト
このようなタイプは、自分に自信がなく、完ぺき主義者に多いです。
自分に自信がなく、また、自分が子供にくだす評価にさえ、自信がないため、他者がくだす自分の子供の評価に異常に過敏になってしまいます。
また、平均を、周りの平均に合わせすぎて、常に自分の子供を叱る判断基準を周りの平均基準に合わせすぎる傾向があります。
そして、このようなタイプは完ぺき主義者にも多く。
より完璧を求めるため、他者の評価で自己の完璧さを補う傾向があります。
まずは、自分の子供が一番と信じること。そして、さらによくなるために、周りの意見、雑誌のマニュアルなどを参考にすると思いましょう。
つまり、依存から、利用に変えることです。
完ぺき主義者だと、常に失敗体験を感じてしまいます。子供もそうです。だって、完璧なことなんてありえないわけですから。
「100点(完璧)から、何点マイナスか」と考えるのではなく、「±0から何点プラスか」と考えるようにしましょう。
減点主義から加点主義へ。
たとえ、比較する場合でも、悪い部分・出来ていない部分だけを比較するのではなく、良い部分・出来ている部分も同時に比較することが大切です。
その場合でも、あくまでも加点方式で。
「あなたは、ここは飛びぬけて優れているけど、ここはみんなとおんなじくらい出来て素晴らしいね。そしたら、あそことあそこもみんなと同じように出来ればもっと素晴らしいね。」
大人も同じように、自信は何よりも勇気になり、何事にも乗り越えようとする力になります。
子供ならば親に言われればなおさらであり、親が想像できないほどの才能を開花させるかもしれませんよ。
叱り方チェックリスト
このタイプは、感情を表す言葉から子供にぶつける叱り方をしてしまいます。
しかも、子供が片付けをしなかったり、失敗を視覚で確認した瞬間、その現場がなぜそうなったのかを理解する前に感情が先回りしてしまいます。
叱り方も、感情・ダメ出しの言葉から入ってしまう。
しかも、子供が口答えしたものなら全てを全否定する。
つまり、子供が悪いことしたことは当然あるが、それ以上に自分がいらいらしているはけ口として子供を叱っていることが多いかもしれません。月経前などが典型例ですね。
まずは、叱る前に、今の自分の精神状態を正しく把握することです。
「己を知れば百戦危うからず」とうい言葉があるように、例えば、月経前だからいらいらしてしまっていると理解するだけで子供を叱ってしまうことからだいぶ距離が開けられます。
「あ~、生理前だしなぁ。子供が悪いんじゃなくて私がいらいらしているのかもねぇ」と流すことも大切です。
流すときも、実際その場で流そうとせずに、ちょっと物理的距離も離すことも大切です。
いらいらしているときに、その場で流そうとしても見えてしまっているので、直感的に怒ってしまいます。
だったら、その部屋を出てみるとか、家の周りをぐるっと一周してみることもお勧めです。
裏わざとして、歯磨きすることもお勧め。
たとえ叱らなくてはならない時も、最初に感情を表す言葉をもってこないことです。
このコロナ自粛の中、家族の為に頑張っているママ・女性のご参考・一助になれば幸いです。
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