日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック|日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの診療時間

日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの電話番号03-6550-9050

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの予約フォーム

不眠にだるさ、食欲低下…
夏バテと“夏うつ”の違いとは?

暑い、暑い、暑い。
こうも連日、うだるような暑さが続いていると夏バテや熱中症が心配ですよね。

しかし、注意したいのはそれだけではないのです。夏はうつ状態になるリスクが潜んでいます。

夏はうつになりやすい?

うつ状態のひとつに心因性というものがあります。

ストレス性とも言いますが、人はストレスを感じると防御反応として、交感神経が働きます。

通常、リラックスしていると交感神経が収まり、副交感神経が働くようになっています。

疲労困憊からうつ状態になることも

しかし、これが休んでいても交感神経が高まったまま“過覚醒”状態となってしまうと、頭がオーバーヒートしてしまい、心身の疲労困憊が起きて、疲弊に伴う、うつ状態になってしまうこともあります。

つまり、交感神経がある一定のバロメーターを振り切ったまま固定化され、元に戻らなくなってしまうと過覚醒状態になり、うつ状態を引き起こしてしまうのです。

実は、これと夏の暑さと過覚醒には関係があるのです。

夏の“暑さ”や“汗”もストレスなので、普段の生活よりも与えられるストレスが底上げされてしまっているのです。

皆さんも、炎天下の中、朝最寄りの駅まで歩くだけでぐったりストレスを感じますよね。

昨今の猛烈な紫外線などストレスそのものです。

また、暑いと思ったら、電車は寒い。このような、温度、環境の変化などもストレスとなり自律神経の乱れを誘発します。

つまり、普段からバロメーターが振り切れるギリギリのストレスを感じている人にとっては交感神経が上がりやすい状態がさらに加わり、過覚醒を起こしやすくなり、その結果、うつ状態になりやすい状態となってしまいます。

過覚醒の症状

過覚醒になると、以下のような症状が出てきます。

  • 口が乾く
  • 疲れが取れない
  • 不眠、眠れない
  • 食欲低下
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 吐き気 など

ただ、上記のような上場は夏バテや熱中症とも似ていますね。ではどう見分ければいいのでしょうか? 

不眠の質に注目

それは、不眠の質の違いです。

過覚醒が起きていると、ずっと頭がリラックスできないような感じになってしまいます。

なので、不眠といっても夏バテの『疲れて眠れない』『寝苦しい』というのとは違い、覚醒しているから眠れなくなります。

当然寝付きが悪い入眠困難があります。また、寝ても交感神経が高まってセンサーがONの状態なので些細な物音等で起きてしまったり、熟睡できず朝から体がだるく感じます。

感覚がとても鋭くなる

また同じく、過覚醒で特徴的なのが感覚の“鋭敏化”です。

全ての感覚が異常に過敏になってしまうので、通常の痛みをものすごく大きく感じたり、疲れもひどく感じます。

それだけでなく、例えば、人混みが辛くなったり、人(上司や同僚、旦那さんや奥さん等)の表情や評価を全て鋭敏に感じてしまうので、今までストレスとして感じてこなかったことも気になるようになります。

そうなってしまうと、悪循環に陥ってしまう。些細なことにもストレスを感じるようになってしまい、その結果、脳が疲弊し、うつ状態になってしまいます。

特に動悸まで出てしまうと、明らかに過覚醒です。動悸は多くのうつの患者さんが訴える症状です。なので、放っておくとうつ状態になる危険が高いと思います。

過覚醒にならないために

では、過覚醒を防ぐためにはどうしたらいいのか。

とにかく休みましょう

とにかく交感神経の高ぶりが振り切れないように、休むことです。

遊びに行ったり、飲みに行ったり等、能動的な癒しは、元気な人なら効果ありますが、交感神経が高ぶっている人にとってはストレスになってしまうので、マッサージなどの受動的な癒しが大事です。

最後に、夏の心の健康状態チェックリストと、普段の生活の中でもできる、オススメのセルフケアを参考までに書いておきます。

これから迎える続く熱暑に、夏うつをこじらせないよう気を付けましょう。

夏の心の疲れチェックポイント

  • 1:眠りが浅く、途中でおきてしまう。
  • 2:いくら寝ても朝疲れが残っている。
  • 3:口の渇きが著しい
  • 4:食欲がなく、食べても胃がもたれる
  • 5:日中激しい眠気に襲われる
  • 6:微熱が続いている
  • 7:些細なことでイライラ切れやすい
  • 8:逆に、ひどく落ち込み気持ちが晴れない
  • 9:胸が締め付けられている感じや胸がザワザワする
  • 10:手足が非常にだるい
  • 11:頻繁に眩暈がする
  • 12:気圧の変化に体調が大きく左右されやすい

上記10項目中7つ以上だと要注意です。十分な休息をとるなどしましょう。

辛い場合には医療機関を受診することもお忘れなく。

夏のストレス・セルフケア

  • 1.朝起きる時間を守り、起きたらすぐ日光を浴びる
  • 2.アイスコーヒーや紅茶等で交感神経を上げるカフェインを摂りすぎない
  • 3.仕事からプライベートに移行する際に自分なりの儀式を作る。(お気に入りのカフェに寄る、ジムでストレッチ等)
  • 4.夕食は就寝3時間前、入浴、運動は就寝2時間前に済ます。
  • 5.就寝1時間前はメール、仕事の電話をせず、寝る前にスマホは見ない。
  • 6.夜10時以降は、悩み事があっても紙に書き出し、明朝、再度考える。

上記のようなポイントに気を付けて、なるべくストレスを溜め込まないような生活を送りましょう。

※本掲載内容を許可なく転載することを禁じます

最新情報
特殊な抜毛~眠っている時に間に髪を抜いてしまう~
夕刊フジにて、寒暖差不調に関する院長の記事が掲載されました
夏バテと漢方
院長コラム
桜と心の不調
産後うつ病
ストレスに強くなる、意外!?な方法(前編)
ストレスに強くなる、意外!?な方法(後編)
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCで乗り切ろう~
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCアプローチ実践~
新しい双極性障害の治療薬が登場しました
テレワーク後「会社に行くのが億劫な人たち」
感謝
テレワーク不安・不眠GW前後で、ストレスがどのように変化したか~葛藤対象の変化~
GW前後での変化~マズローの欲求5段階とは~
テレワーク不眠・不安と、マズローとの関係
テレワーク不眠・不安がテレワークうつへ移行
テレワークうつにならないためには
休校や自粛でストレスを抱える子どもたちのために
ADHD:薬物療法の意義
ADHD:薬物療法の種類
叱り方総論(パパ・ママ編)
叱り方別(ママ、女性編)
叱り方別(パパ、男性編)
自粛による昼夜逆転生活の防止
うつ状態と怠けの違い
健康な食事しか食べられない人たち~オルトレキシア
テレワークうつ
「テレワークうつ」にならない為には
テレワークうつ 医療機関受診の目安
新型コロナ関連ストレスが、心に及ぼす影響
新型コロナストレスと不眠
新型コロナストレスと抑うつ
新型コロナストレスと過食
コロナ過食を防ぐための8か条
新型コロナに感染しない為には(精神医学的アプローチ)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、どのくらいの期間生存するのか?
新型コロナ関連ストレス長期化することによって生じる問題
他の敏感な人たち~シゾイドパーソナリティ、発達障害~
新しいうつ病の治療薬が
登場しました!
HSPと過覚醒
HSPと適応障害・うつ病
敏感すぎて疲れてしまう人~HSP~
高照度光療法
ストレス対処方法概論
ストレス対処方法各論
ストレス対処方法各論
~問題対処外向型~
ストレス対処方法各論
~問題対処内向型~
熱中症と漢方
不眠にだるさ、食欲低下…
夏バテと“夏うつ”の違いとは?
年代別でみる心の病
パニック障害とパニック発作
ストレス性で心を病むとは?
ストレスに強くなるには
こころの病気の診断方法
こころの病気の治療
朝起きと健康の関係
朝起きられないが、夜元気な人たち~夜型人間~
早寝ノススメ
ストレスと過覚醒
五月病と過剰反応
うつ病と食事
気象病と寒暖差
抜毛症でお悩みの方へ、切なるお願い
適応障害とうつ病の違い(一般論)
適応障害とうつ病の違い(当方解釈)
適応障害とうつ病の違い(治療編)
抗うつ薬のやめ時
気象病(R4年春の傾向)
抜毛症になりやすい人
メニエール病と過覚醒
コロナ禍での五月病対策
運動でうつ病予防
睡眠と運動
SNS断ちでうつや不安が改善
コロナ後遺症と過覚醒
コロナ後遺症とブレインフォグ
ブレインフォグの原因
「ヘアロス」とは
敏感すぎて疲れる人へ~気疲れを和らげるコツ~
抜毛症と現在バイアス(Present bias)
コロナ後遺症なぜ長引く?~その①~
コロナ後遺症なぜ長引く?~その②~
抜毛症~髪は、なが~い、友達です~
気象病と眠気~2023年梅雨の傾向~
毛髪疾患サポートハンドブック
夏バテと漢方
不安(パニック)でMRIが受けられない
夏バテと睡眠負債
午前中眠くて仕方ない人へ有効な治療薬!?
ブレインフォグとセロトニン(新型コロナウィルス感染後遺症)
年末年始
抜毛症治療Q&A(2024年新春版)
悪夢に感謝?!
コロナ禍、心の健康を保つ秘訣~会話時間の大切さ~
睡眠の質と夢の関係
コンサルタントが病まない為には
冬季うつ病とは
うつ病と漢方
気象病2024年速報
パニック障害と漢方
不眠症と漢方
気象痛と漢方
夏バテと漢方
特殊な抜毛~眠っている時に間に髪を抜いてしまう~
病気のコラム
摂食障害
不眠症
食べないと眠れない症候群
夜間摂食症候群(NES)
寝ている間に食べてしまう
症候群
社交不安障害(SAD)
統合失調症
適応障害
抜毛症
依存症
ADHD(注意欠陥・多動症)
仮性認知症
更年期障害
更年期障害に伴ううつ状態
非定型うつ病
気象病
舌痛症
心身症
月経前症候群
慢性疲労症候群
うつ病
ディスチミア型うつ病
新型うつ病
仮面うつ病
冬季うつ病
強迫性障害
日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニックの情報がドクターズファイルでも掲載されています 日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニック院長による、心因性うつ病コラム

このページの先頭へ戻る