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ディスチミア型うつ病

ディスチミア型うつ病とは?

ディスチミア型うつ病とは、樽味先生が2005年に、10代から30代を中心に増加しつつある病態として提唱された類型です。

類型というものは、「病名」ではなく、一種の「症候群」と考えた方がわかりやすいです。

つまり、これらの傾向がある人を、「ディスチミア型うつ病」と名前を付けましょうといった意味です。

従来のうつ病とは対照的に、
自分を大切にする人がかかりやすい

この、ディスチミアは、メランコリー親和型性格とは対照的に、もともとはそれほど規範的ではなくむしろ、規範に閉じ込められることを嫌い、「仕事熱心」という時期が見られないまま常道的にやる気のなさを訴えるタイプです。

通常「うつ病」の基本性格といえば、「メランコリー親和型」、「執着気質」、循環気質」です。

これは、まじめで、几帳面、仕事熱心で、責任感が強い、集団との一体感が強いのが特徴です。

このタイプの人が長く続くストレスに耐えられなくなり、発病するのが従来型の「うつ病」です。

しかし、ディスチミアは、他罰的で逃避的。

会社よりも自分が大事。仕事よりもプライベートが大事。集団との一体化は希薄です。

休職をためらわず、むしろ、休職の診断書を要求する傾向があります。

自責の念よりも漠然とした不全感と心的倦怠が主であり、回避的行動が目立ち、時に他罰的になったり衝動的になり自傷などを起こすこともあるます。

会社への帰属意識や職業的役割意識も希薄です。

大うつ病エピソードの基準を満たすとしながらも、その特徴をメランコリー親和型うつ病とは対照的なものとして考えられています。

ディスチミア型のうつ病が生まれてきた背景

若者世代にとって希望の失われた状況

抑うつ病像の変化は、社会・文化的変容と連動していると考えられています。

バブル崩壊後、企業は年功序列→成果主義となりました。同時に、終身雇用制度も解体しました。

新卒者の採用を抑制し、非正規労働者を補填する。

現代の30代中盤以下の労働者は殆どがバブル以降に就職した人で、常に成果主義にさらされています。

また、新卒者のうち、希望の会社に入れた人はごくわずか。

多くは失業を避けるため、パートや契約社員などの不本意な形で就職している。やっと就職しても定期昇給もなく、人的余裕のない環境で過剰な仕事量に疲弊している。

すなわち、若年世代にとって希望の失われた状況が遷延しています。

この世代の人たちは、就職するまでは、No1になることより、Only oneであることが美徳であると教育されてきました。

つまり、より自分らしく生きられれば良いんだよと親に言われてきたが、社会に出るとやはり競争社会であった。

会社ばっかり大事って言ってちゃダメよ、と育てられたが、現実には、会社第一でないと、とてもじゃないがやっていけなかったのです。

ここで、葛藤、不安、不満が生じます。

この状況であるなら、早々と仕事を投げだして離職する気持ちもわかります。

しかし、離職という決断も困難で進むことも退くことも出来ない場合は、意気消沈して無気力に打ちひしがれる。

さらに葛藤が増えることは想像に易いです。

自己と社会を同一化しないために葛藤に悩まされる

メランコリー親和型は、経済成長が続き、終身雇用・年功序列という労働環境があった時代であり、会社に対して一体感を持ち、職業的役割に過剰なほど同一化する生き方は一般的な価値を体現していた。

つまり、時代が求める社会人像がわかりやすかったのです。

ところが、今日のような労働環境では会社や職場の役割に同一化しようとするモチベーションは当然低下してしまいます。

終身雇用・年功序列といった職場の一体感を担保する基盤のないところでは、「会社や同僚に迷惑をかけたくないというような自責感が乏しく自己中心的、他罰的」な傾向があったとしてもなんら不思議はないのです。

「やる気がでない」「疲れた」といった訴えにみられる制止症状や身体愁訴、倦怠と回避にそこには仕事に対する士気阻喪が介在しています。

社会と自己の理想像を一致させるのではなく、
生き方を尊重します

治療に対しても、もともとが職場における、役割同一性が確立されていない(職場が求める像と、本人が求める像が不一致)ので、それを促すことが必ずしも回復につながるとはいえないケースが多いと感じます。

仕事以外の領域に自己同一性を保持しているなら、そのような生き方を尊重したうえで、仕事はそこそこに続けるといった妥協点を選んでも差し支えないのです。

つまり、治療の方向は環境に対する能動性を回復させるとともに、仕事を相対化し、自分を苦しめるほどの葛藤を軽減することが大切です。

社会が求める社会人像と、自分が求める社会人像との乖離を、すり合わせて、こころが病むほどの葛藤を起こさせない生き方を、患者さん自身が再選択できるように援助することも大切な治療と考えます。

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