日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック|日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニック

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの診療時間

日比谷駅A5番出口より徒歩1分、有楽町駅日比谷口より徒歩3分、銀座駅C1出口より徒歩3分

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの電話番号03-6550-9050

日比谷 有楽町の心療内科 精神科 パークサイド日比谷クリニックの予約フォーム

敏感すぎて疲れてしまう人
~HSP(High Sensitive Person)~

2020/1/27

人の言動や表情、周りの音や光匂いに敏感。それだけではなく、人の悲しみや楽しみなどの感情にも敏感で、つい感情移入しすぎてしまい疲れる人がいます。

このような人は、HSP(High Sensitive Person)かもしれません。

HSPとは

HSPは、1996年にエレン・N・アーロン博士が提唱した概念です。

このHSPは、「DOES」という4つの特性を持っています。

Depth of processing
「処理の深さ」

  • 深く考えすぎてしまし、そのため考える事に時間がかかってしまう。
  • 没頭するあまり、知識が非常に深く広くなる。
  • 背後にある事まで考えすぎて、社交辞令やお世辞を見抜いてしまう。

Overstimulated
「刺激を受けやすい」

  • あらゆる刺激に敏感で、そのため、疲労してしまう
  • 刺激だけでなく、相手の言葉や気分・機嫌にも敏感であるため、対人関係でどっと疲れてしまう

Emotional reactivity and high Empathy
「感情的反応性・高度な共感性」

  • 相手に感情移入しすぎてしまう
  • 相手の幸せは自分の幸せであり、相手の不幸は自分の不幸と考えてしまう
  • 相手の気持ち、立場に入り込み過ぎて、時にトラブルに発展する
  • 相手もしぐさ、表情などに敏感で、相手の感情を過剰に読んでしまう
  • ドラマや映画の登場人物にすら感情移入して、見終わるとどっと疲れてしまう

Sensitivity to Subtle stimuli
「些細な刺激に対する感受性」

  • 5感の感度が非常に高いため、音、光、匂い、肌触り、ボディタッチなどに非常に敏感、そのために仕事など日常生活に必要以上に疲れてしまう
  • 敏感に察知するため、気が休まらず、イライラする

HSPは病気ではない

HSPがどのような特徴があるかは分かったと思いますが、HSPは病気ではありません。

HSPは、気質の一つです。気質とはわかりやすく言えば、「持って生まれた性格」です。

つまり、後天的に加わるものではなく、生まれたときから備わっている個性です。

HSPのチェックリスト

チェックリストを載せておきます。

  • 1:大きな音や、雑然とした光景のような強い刺激が煩わしい
  • 2:大きな音で不快になる
  • 3:一度にたくさんの事が起こっていると不快になる
  • 4:色々なことが自分の周りで起きていると、不快な気分が高まる
  • 5:明るい光や強いにおい、ごわごわした布地、近くのサイレンの音にゾッとしやすい
  • 6:忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げたくなる
  • 7:一度にたくさんの事を頼まれるとイライラする
  • 8:短時間にしなければならないことが多いとオロオロする
  • 9:他人の気分に左右される
  • 10:ビクッとしやすい
  • 11:競争の場面や見られていると、緊張や動揺のあまり、いつもの力が発揮できない
  • 12:強い刺激に圧倒される
  • 13:痛みに敏感になることがある
  • 14:子供の頃、親や教師やあなたのことを「敏感だ」とか「内気」だとみていた
  • 15:生活に変化がると混乱する
  • 16:微細で繊細な香り・味・音・芸術作品を好む
  • 17:自分に対して誠実である
  • 18:美術や音楽に深く感動する
  • 19:豊かな内面生活を送っている

参考:Development of Japanese version of the 19-item Highly Sensitive Person Scale( HSPS-J19)Aki Takahashi
(Graduate School of Psychology, Chukyo University)Japanese Journal of Research on Emotions 2016, Vol. 23, No. 2, 68─77

気質はハッキリと色分けされるのではなく、
濃淡で考えましょう

気質というものは、スペクトラム(連続体)で、どこからどこまでが、○○気質というわけではなく、その個々人によって、どの気質がより濃いかと考えた方が良いです。

誰でも、HSPの要素は持っていますが、それがより濃い人もいれば、薄い人もいると思ってください。

※本掲載内容を許可なく転載することを禁じます

最新情報
不眠症と漢方
パニック障害と漢方
気象病2024年速報
院長コラム
桜と心の不調
産後うつ病
ストレスに強くなる、意外!?な方法(前編)
ストレスに強くなる、意外!?な方法(後編)
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCで乗り切ろう~
新型コロナ第2波に対しての心構え~SOCアプローチ実践~
新しい双極性障害の治療薬が登場しました
テレワーク後「会社に行くのが億劫な人たち」
感謝
テレワーク不安・不眠GW前後で、ストレスがどのように変化したか~葛藤対象の変化~
GW前後での変化~マズローの欲求5段階とは~
テレワーク不眠・不安と、マズローとの関係
テレワーク不眠・不安がテレワークうつへ移行
テレワークうつにならないためには
休校や自粛でストレスを抱える子どもたちのために
ADHD:薬物療法の意義
ADHD:薬物療法の種類
叱り方総論(パパ・ママ編)
叱り方別(ママ、女性編)
叱り方別(パパ、男性編)
自粛による昼夜逆転生活の防止
うつ状態と怠けの違い
健康な食事しか食べられない人たち~オルトレキシア
テレワークうつ
「テレワークうつ」にならない為には
テレワークうつ 医療機関受診の目安
新型コロナ関連ストレスが、心に及ぼす影響
新型コロナストレスと不眠
新型コロナストレスと抑うつ
新型コロナストレスと過食
コロナ過食を防ぐための8か条
新型コロナに感染しない為には(精神医学的アプローチ)
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、どのくらいの期間生存するのか?
新型コロナ関連ストレス長期化することによって生じる問題
他の敏感な人たち~シゾイドパーソナリティ、発達障害~
新しいうつ病の治療薬が
登場しました!
HSPと過覚醒
HSPと適応障害・うつ病
敏感すぎて疲れてしまう人~HSP~
高照度光療法
ストレス対処方法概論
ストレス対処方法各論
ストレス対処方法各論
~問題対処外向型~
ストレス対処方法各論
~問題対処内向型~
熱中症と漢方
不眠にだるさ、食欲低下…
夏バテと“夏うつ”の違いとは?
年代別でみる心の病
パニック障害とパニック発作
ストレス性で心を病むとは?
ストレスに強くなるには
こころの病気の診断方法
こころの病気の治療
朝起きと健康の関係
朝起きられないが、夜元気な人たち~夜型人間~
早寝ノススメ
ストレスと過覚醒
五月病と過剰反応
うつ病と食事
気象病と寒暖差
抜毛症でお悩みの方へ、切なるお願い
適応障害とうつ病の違い(一般論)
適応障害とうつ病の違い(当方解釈)
適応障害とうつ病の違い(治療編)
抗うつ薬のやめ時
気象病(R4年春の傾向)
抜毛症になりやすい人
メニエール病と過覚醒
コロナ禍での五月病対策
運動でうつ病予防
睡眠と運動
SNS断ちでうつや不安が改善
コロナ後遺症と過覚醒
コロナ後遺症とブレインフォグ
ブレインフォグの原因
「ヘアロス」とは
敏感すぎて疲れる人へ~気疲れを和らげるコツ~
抜毛症と現在バイアス(Present bias)
コロナ後遺症なぜ長引く?~その①~
コロナ後遺症なぜ長引く?~その②~
抜毛症~髪は、なが~い、友達です~
気象病と眠気~2023年梅雨の傾向~
毛髪疾患サポートハンドブック
夏バテと漢方
不安(パニック)でMRIが受けられない
夏バテと睡眠負債
午前中眠くて仕方ない人へ有効な治療薬!?
ブレインフォグとセロトニン(新型コロナウィルス感染後遺症)
年末年始
抜毛症治療Q&A(2024年新春版)
悪夢に感謝?!
コロナ禍、心の健康を保つ秘訣~会話時間の大切さ~
睡眠の質と夢の関係
コンサルタントが病まない為には
冬季うつ病とは
うつ病と漢方
気象病2024年速報
パニック障害と漢方
不眠症と漢方
病気のコラム
摂食障害
不眠症
食べないと眠れない症候群
夜間摂食症候群(NES)
寝ている間に食べてしまう
症候群
社交不安障害(SAD)
統合失調症
適応障害
抜毛症
依存症
ADHD(注意欠陥・多動症)
仮性認知症
更年期障害
更年期障害に伴ううつ状態
非定型うつ病
気象病
舌痛症
心身症
月経前症候群
慢性疲労症候群
うつ病
ディスチミア型うつ病
新型うつ病
仮面うつ病
冬季うつ病
強迫性障害
日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニックの情報がドクターズファイルでも掲載されています 日比谷 有楽町の心療内科・精神科 パークサイド日比谷クリニック院長による、心因性うつ病コラム

このページの先頭へ戻る